コーヒーの抽出方法の種類と入れ方
コーヒーの基本「ペーパードリップ」
一般的にコーヒーと言えば「ペーパードリップ」式です。手軽に購入できる上、抽出後はペーパーごと簡単に捨てることができるため、お手入れがラクなのもポイントです。
ペーパーフィルターが適度にコーヒーのオイルを吸収するため、まろやかな飲み心地に仕上がります。ペーパードリッパーにはさまざまな種類があり、大きく分けると「台形型」と「円錐型」です。
では、どのように淹れると良いのでしょうか?コーヒー1杯分は10~12g、2杯分は20g前後とお好みで加減します。では、美味しい淹れ方をご紹介しましょう。
- 必要な器具を揃えて、お湯を沸かします。理想的な温度は90度前後です。
- ペーパーフィルターをセットします。フィルターの底と横を折り、ドリッパーに隙間なくセットします。
- 適量のコーヒー粉を入れ、ドリッパーを軽く振り、粉の表面を均一にします。
- コーヒーを約20秒ほど蒸らします。
- お湯を注いで抽出します。粉を中心に「の」の字を描くように注いでいきます。
- 前もって温めておいたカップに注いで完成です。
海外ではメジャーな「フレンチプレス」
紅茶を淹れるイメージが強いフレンチプレスは、コーヒーを淹れるための器具です。ポットにコーヒ粉を入れてお湯を注ぎ、一定時間が経過したらフィルターを押し込んで粉とリキッドを分離させます。
プレスすることで微粉がでるため苦手な方もいますが、金属フィルターでコーヒーオイルも抽出されるためコーヒーの風味をダイレクトに味わえる1杯として人気があります。
さまざまな種類の抽出方法
コーヒーの抽出方法は上記で見た2つ以外にもまだまだあります。たとえばカフェなどでよく見かけるアルコールランプのような抽出は「サイフォン」です。
沸騰したお湯が上がり、香り高い風味が特徴的です。また高圧で一気に抽出するのは「エスプレッソマシン」です。大手コーヒチェーン店などでみかけるのではないでしょうか?
さらにイタリアの家庭で親しまれている「マキネッタ」は、直火式でエスプレッソを淹れます。アイスコーヒーと言えば、水で時間をかけて抽出する「ウォータードリップ」でしょう。
これらに加え、ペーパードリッパーと同じ原理の「金属フィルター」や「ネルドリップ」、スイッチひとつで簡単に抽出できる「コーヒーメーカー」などもあります。
抽出方法によって同じ豆でも風味が異なります。是非、自分の好みの1杯を見つけてみてはいかがでしょうか?