コーヒー豆の種類と産地の豆知識
コーヒー豆の品種について
コーヒー豆は品種や栽培する土地、栽培方法、気功などにより風味が変わる奥の深い飲み物です。コーヒー豆の品種は「アラビカ種」と「ロブスタ種」の2種類に大きく分かれています。
アラビカ種の栽培は、海抜1,000メートル前後で雨季と乾季がある高知が理想的です。世界に流通しているコーヒーの多くがアラビカ種を占めています。ブレンドにもストレートにも適している品種です。
一方、ロブスタ種は、海抜500メートル以下の低地でも栽培が可能な品種です。苦味が強いのが特徴的で、ブレンドの風味を引き締めるためによく利用されています。
コーヒー豆の種類について
コーヒー豆の種類、つまり、銘柄によって風味や香りが違います。
- 「キリマンジャロ」
- キリマンジャロは、タンザニアにあるキリマンジャロ山のふもとで栽培されているコーヒー豆です。酸味と苦みのバランスが良く、コクと甘みのある風味が楽しめます。
- 「ブルーマウンテン」
- コーヒーの王様とも言われるブルーマウンテンは、ジャマイカのみで栽培されている最高級品で、すべて手作業で栽培されています。苦味と酸味、甘み、コクのバランスが特徴的です。口当たりがよいので多くの方に好まれています。
- 「ハワイ・コナ」
- ハワイで栽培されているコナコーヒーは、生産量が少ないため貴重で高価です。コクがあり、ほのかな酸味がスッキリした味わいをしています。
- 「グアテマラ」
- 寒暖差の大きい山の斜面で栽培されている豆は、栽培されている標高によってランクが分かれています。酸味と甘さがバランスよく、ブレンドによく使われています。
- 「モカ」
- モカはエチオピアの標高が高い場所で栽培されています。独特の強い酸味が特徴的です。
- 「コロンビア」
- 寒暖の差が激しい緑豊かな高地で栽培されているエメラルドマウンテンと呼ばれるコロンビアは、豆の大きさで14ランクに分かれています。とてもマイルドな風味をしており、甘みとコクが際立ちます。
- 「マンデリン」
- インドネシアで生産されています。ほろ苦さとコクがあり、酸味は控えめです。
- 「コスタリカ」
- コスタリカで栽培されている豆は、味がとても上品で味がとても爽やかです。
- 「ブラジル」
- ブラジルはコーヒー豆の栽培に最も適しており、生産量は世界一です。苦味が少なく酸味が爽やかです。
- 「ジャワ」
- ジャワ島で栽培されている豆のコーヒーは、独特の深い香りが特徴的で、マイルドな口当たりをしています。
- 「コピ・ルアク」
- ジャコウネコがコーヒーの実を食べ、排せつした種を乾燥させ焙煎した豆です。
コーヒー豆の産地について
コーヒー豆を栽培している産地のほとんどは、北回帰線(北緯25度)と南回帰線(南緯25度)の間の地域です。そのため、この地域は「コーヒーベルト」とも呼ばれています。
具体的には下記に掲げる国などがおもなコーヒー産出国として挙げられます。
ブラジル、ペルー、コロンビア、コスタリカ、グアテマラ、ジャマイカ、キューバ、メキシコ、ハワイ、インドネシア、タンザニア、エチオピア、イエメン