おうちカフェを開くときの注意点

おうちカフェを開くときの注意点

おうちカフェでも営業許可の基準を満たす必要がある!

自宅の一角をカフェとして営業するおうちカフェでも、立派な飲食店です。そのため、さまざまな規約がある保健所の許可が必要です。

 

おうちカフェを開くときの注意点

 

営業許可の基準を満たすために、下記に掲げるように、衛生面を重視した規約があります。

 

調理場が仕切られていることや、シンクの数、調理場の入り口にドアがあること、お湯のでる給湯器があること、食器棚に扉があること、冷蔵庫に温度があること、調理場に温度計があること、蓋つきのゴミ箱があること、トイレに手洗いと石鹸液があること

 

これらの基準を満たすために、予想以上の費用が発生します。そのため、前もって改装にかかる費用の目安を把握しておくことは重要です。

 

ご近所さんへの配慮

おうちカフェを開く上で一番重要なことは、ご近所さんへの配慮の示し方です。通常の店舗でもお客様の路上駐車や騒音、ゴミの始末、調理中のにおいなど、さまざまなクレームが近所から出る場合があります

 

特に街中や都市部、住宅街などでは駐車場を確保することが難しいのが現実です。近くにパーキングがあるようなときは、それを確保したり、コインパーキングを利用してもらうなどの工夫が求められるでしょう。

 

近所の方が不快な思いをしてトラブルになるケースは少なくありません。おうちカフェを開く前に、営業内容や営業時間、設備などカフェについて詳しく説明して、理解してもらえるよう配慮を示しましょう

 

家族の協力が欠かせない!

自宅の一部を改装して開くおうちカフェは、家族の理解なしでは開業することはできません。自宅に見ず知らずの多くの方が家の中に足を踏み入れるという行為は、生活の一部を見られています。

 

そのため、家族の成員は家にいても落ち着かないかもしれません。また、カフェのスペースと自宅のスペースをはっきり区別しておかないと、うっかりお客様がプライベートの部屋に入ってくる可能性もあります。

 

また、お客様の立場からみると、生活感がある内装や家族の声、足音などが聞こえるカフェでは落ち着くことができず、リピーター客の獲得にはならないでしょう。そのため、おうちカフェの開業には、家族の理解と協力が欠かせません

 

おうちカフェは趣味の延長で始める方が多い傾向にありますが、利益がなければ意味がありません。ご自身だけでなく家族も関係してくるので、開業する前におうちカフェを開くメリットやデメリットについてしっかりと考慮するようにしましょう。

 

そして、おうちカフェを成功へと導きましょう。