カフェ開業を目指す方に重要
コーヒーが好き、カフェの雰囲気がすき、なんとなくカフェに憧れるなど、カフェの開業を目指す方の思いは様々で、基本的にはレストランや飲食店を開業するのと同じような経営、免許、会計手続きなどが必要となります。
このカフェ開業において少し特徴的なのが、多くの場合コーヒーをメインに扱って、お客様に憩いの場、ゆとりの場、ふっと気持ちを落ち着かせる場を提供するということです。
レストランなどはお腹を満たすことがメインになりますが、カフェはそれぞれ個人で休む人もいれば、待ち合わせに使う人もいれば、マスターのコーヒーを味わいに来る人もいらっしゃいます。
ただそのお店の雰囲気が好きで集まる人もおり、この「憩いの場」と提供するという抽象的なお客様の要望を満たすのが最も困難です。
そんなカフェ開業を目指すには、最低限コーヒーの勉強、経営の勉強、食品衛生や防火管理などの免許、そして、コーヒーに関する資格やスキルが必要です。
コーヒーでなくても紅茶やハーブティーなどに特化していっても良いのですが、ほとんどはコーヒーとカフェはセットで考えられているので、コーヒーメニューがないとお客様が無意識に求めているカフェへの最低限の条件を満たせない事になりえます。
カフェの開業資金はどれくらい?
カフェを開業するために必要な資金は人によって、また、そのカフェの経営規模によって変わります。既に土地があり、カフェっぽい家を用意できているとしたら、あとは内装、水回りの設備、カップセットや机、ソファー、電源設備と音響設備など細々したものを備えるようにすることで十分と言えるでしょう。
内装だけ考えると、キッチン部分に200万円、ソファーや机、会計棚、壁、床、天井などのフロアスペースで50万円、電源設備や音響、パソコン、レジなどに30万円、カップや消耗品に15万円程度あるとしたら、ひとまずは内装は揃えられるでしょう。
カフェにはトイレも必須なので、トイレも整えようとする場合には、さらに予算が必要になります。しかし、これは全て店舗を用意する場合の話で、テナントを借りて運営していくような場合には、キッチンの費用やトイレ設備は必要ありません。
内装の壁、床を少しいじり、ソファーやテーブルを用意する程度で十分となるので、工夫次第で100万円未満でもカフェをオープンすることは可能です。
その代わり土地代やテナントの賃料が毎月必要となるので、長くお店を経営していくことを考えると、その賃料がネックになってカフェが続かなくなることも考えられます。
自分の土地で店舗が用意されている条件では、特に必要となる料金は、電気代や水道代、食材費用程度となるので、運営は徐々に安定していくでしょう。
おいしいコーヒーの入れ方
カフェで必要になるコーヒーは、酸味のあるもの、苦味が強いもの、マイルドなものの主に3種類に分けられます。多くの人は、苦過ぎも、酸味が強すぎるのも嫌がるので、モカ・マタリ、モタ・シダモなど浅い焙煎で入れるコーヒーは基本的に向いていません。
また、タンザニア、ブラジルなども深めの焙煎にすると苦味が強く感じられるため、こちらも好みが分かれますが、男性にはおすすめの豆です。
マイルドな味わいになりやすいのは、マンデリンやコロンビア、インドプランテーションなどで、フレンチローストくらいの深めの焙煎であれば、ちょっとの入れ方の工夫でかなりマイルドな味になります。
深煎りの豆の場合は、講座などで学ぶよりも少なめの粉の量で十分味が出ますので、お店の味としてコーヒーを作る時には、何度も量を調整してベストな粉の量を見つけ出しましょう。
また、入れるときのお湯の温度、抽出方法も重要になります。作業効率アップのために、沸騰して直後のお湯で入れるくらいで問題はありませんが、抽出するときの器具の温度と、使用するフィルターは味をかなり変えてしまいます。
使い込んであるネルドリップではまろやかさとコクが増え、ペーパードリップでは鋭く味と香りが出てくるようになります。このペーパーも茶色、白色、台形、円錐形でまた別のコーヒーになるので、同じく研究が必要です。
人の集まるカフェにしたい時に出来ること
カフェはせっかくオープンしても、お客さんが来てくれなければ利益にもならず、お店を持っていても寂しいだけになってしまいます。カフェがあり、マスターがいて、美味しいコーヒーがあり、さらに、お客さんがいてはじめてカフェとして成り立つので、集客も忘れてはいけません。
近年は、多くの一般人はスマートフォンで検索して、検索結果に出る情報を信じることが多く、紙媒体の情報やポスティングはあまりみられないことが多いです。SNSとしてFacebook、Twitterなどでアカウントを作り、GoogleMapにも掲載されるように登録し、GoogleMybusinessにも登録しておけばカフェを検索してきた見込み客が自然とお店を見つけてくれるでしょう。
このネットで探してすぐに見つかるということは非常に重要で、あまり情報がない場合には新しいお客さんはそのカフェに入りづらいと感じて離れてしまいます。
はじめて入るカフェの扉を押すのは、お客さんにとっても緊張する行為なので、SNSなどを通して親近感を感じてもらうことによって、ふとした時にお友達やカップルでカフェを利用してくれるはずです。
おいしいコーヒーを安定して入れる方法
カフェにコーヒーを飲みに来てくれる人がいる場合には、できるだけその人が好きになってくれた珈琲の味を入れ続ける必要があります。
ほとんどはお客さんもそのおいしいコーヒーに惹かれてカフェに来ていると考えられるので、味がその都度変わってしまうとお客さんをがっかりさせてしまうことになります。
同じ豆、同じメニューで味が変わってしまうのはできるだけ避けるようにすべきで、ほぼ誰が入れても同じ味に出来るくらいの調整をしなければいけません。
例えば、ペーパードリップでは手先のちょっとしたずれ、お湯の注ぐ量や滴り落ちるコーヒーサーバーの温度で味に差が出てしまうのですが、サイフォンのように機械的に時間も粉の量も計測し、誰でも入れやすい方法を用いることで、味は安定するようになるでしょう。
美味しいコーヒーを入れることそのものは難しくありませんが、同じ味を出し続けるのは非常に困難です。
特に舌のこえたコーヒーマニアが来てくれている時には、ブレンドしている複数の豆の種類、比率まで的確に当ててくるようなこともあり、カフェを始める時にはコーヒーのスキルはとことん磨いておいたほうが確実に評判が良くなります。
ペーパードリップでコーヒーを淹れる場合でもマニュアルや粉の分量などをあらかじめ決めるようにすることは理想的と言えるでしょう。
お店の味を覚えてもらうコツ
人気店になるには、お客さんにとって定番のメニューというものが必要です。季節ごとに新メニューを出すよりも、安定して美味しいコーヒー、これを選ぶ限りは失敗はない、という信頼のメニューを作っておく必要があります。
スターバックスならばキャラメルマキアートのように、どこで、いつ頼んでもほぼ同じ味が出てくるというメニューは、そのお店の看板の味となりえるでしょう。
このお店の味は必ずコーヒーでなければいけないわけではなく、カフェによってはオムライス、サンドイッチ、カレーなどお店のマスターが得意とするメニューがお店の顔になることもあります。
どんなカフェでもこの個性がなければ成功することはありません。またあのお店でしか食べられない味を食べに来たいと思ってくれるようにならないと、どこのカフェに行っても同じというのでは、そのカフェを選んできてくれるようにはなりません。
カフェメニュー以外にも託児スペースがある、勉強ならいくらやっていっても良い、スマホのオンラインゲームならプレイし放題など、そのカフェだけの魅力を作りだすことは、非常に集客効果を高める要素になります。
食事以外をお店の魅力にする場合は、やってくるお客さんの層がかなり限定されてしまうので、うまく工夫して経営・集客するようにしましょう。
オススメのカフェ資格講座まとめ
ここではおすすめのカフェ資格講座とその講座で取得可能な2つの資格について紹介しています。講座を受けるつもりの方、カフェ開業を本気で目指している方は是非チェックしていってください。
諒設計アーキテクトラーニング「カフェ・コーヒー」資格講座
カフェ資格のW資格取得講座を主催している諒設計アーキテクトラーニングは、最もおすすめの通信講座です。この諒設計アーキテクトラーニングの講座には基本的な59800円で受講するものと、79800円で受講するスペシャル講座があります。
このスペシャル講座は、受講費用は高いですが、課題提出が合計で6回、試験は免除で、完全在宅で学習して資格を取得できます。
試験が免除になるということで、資格というよりは修了証に近いものでもありますが、コーヒーソムリエ資格(JSFCA)とカフェオーナースペシャリスト(JSFCA)があれば、カフェを開業するときにも、コーヒー教室を開くときにも役立つでしょう。
カフェを開業したいと考えている方は、基本からしっかり学んでいく必要がありますので、基本から学べる諒設計アーキテクトラーニング講座が最適でしょう。
SARAスクールジャパン「カフェオーナー」資格取得コース
SARAスクールジャパンが提供している基本コース(59800円)とプラチナコース(79800円)も、諒設計アーキテクトラーニングと同じくカフェ資格を2つ取得できます。
諒設計アーキテクトラーニングのスペシャル講座とプラチナコースがほぼ同じようなもので、2つの資格を試験免除で取得することができます。
SARAスクールジャパンでも諒設計アーキテクトラーニングでも学べること、取得できる資格は同じですので、支払い方法などを考慮して便利なものを選びましょう。
コーヒーソムリエ資格(JSFCA)
コーヒーソムリエ資格では、コーヒーの豆や種類の知識、コーヒーの生豆の選び方や焙煎方法などコーヒーを美味しくするための基礎知識があることを証明できます。
コーヒーの基本をみっちり学びますが、豆の種類は非常に多く、細かいものも合わせると数百種類以上あります。各地の農園ごとの豆までは学びきれませんが、国ごとの豆の違い、味の違いなどは学べます。
カフェオーナースペシャリスト(JSFCA)
カフェオーナースペシャリスト資格では、カフェオーナーになるための知識、経営や経理に関する知識が有ることを証明でき、飲食店で既に働いている方にも役立つ資格になっています。
カフェのオーナーになるために必要な情報、カフェのマスターになるための手続きや重要な感覚などもこの資格講座で学べるでしょう。初心者からでもカフェオーナーを目指せる資格ですので、カフェ経営の学びの最初の一歩に生かしてみてください。
カフェ開業とビーンズショップ開業が実現
私がずっと目標にしていたカフェの開業とコーヒー豆の販売を開始するときに、さすがになにか箔をつけておきたいと思って見つけたのがこちらのカフェ資格でした。
公式のコーヒーの資格、国家資格というようなものはなく、有名なコーヒー業界を牛耳っているだけのような組織の資格はあまり好きではありませんでしたので、ひとまず肩書きになりそうなものを選びました。
コーヒーのスキルや能力は、いちばん重要なのがテクニック、知識量、どれだけ前線にいるかが重要で、資格があっても偉いわけではありませんし、資格が無いと焙煎士になれないということもありません。
まずは、個人で海外の農園にも行って、コーヒー豆の直輸入をできるようにしたり、毎日コーヒーを美味しく入れる訓練を繰り返していたので、あとは資金と資格があれば十分だろうという所までいっていました。
そこで出会ったこちらの在宅受験、試験免除で肩書きが手に入るというものは無難なものでした。あまり資格のために時間をかけたくはなく、それでもちょっとした今の私の能力や気合いを証明できるものとしてカフェ資格を取得することにしました。
コーヒー豆の販売は、売るものが生物ではないのでそこまで管理は難しくはなく、通信販売もうまくいっているのでひとまずお金に困る感じの状態ではありません。
カフェの方ももう少しで資金もたまってくれますので、この調子で夢を叶えていきたいと思っています。
コーヒー教室を開講できた
元々こじんまりしたカフェを持っているのですが、趣味の延長のような価値で始めたカフェで、自身の所有する土地にちょっとずつお金を集めて店舗を作り、最初は席も1つ、椅子も1つしかない状態からはじめていったお店でした。
そんな事情もあって、リピートしてきてくれる地元の方は既にいて、かねてよりお願いされていたコーヒー教室を開くために資格が必要になりました。
そこで出会ったのがこちらの諒設計アーキテクトラーニングのカフェ資格でした。カフェの経営のお話も学べて、コーヒーの基本も一から復習できたので、自身でカルチャースクールを開くときの教材の参考にもできました。
数ヶ月で資格取得にかかったお金の元もとれて、教室もお店もうまくいって、とても満足しています。